【体験記】病院で「本物のエピペン」をタオルに打ってみた話

※この記事は医師の指導のもと、廃棄前のエピペンを使って行った体験記です。

食物アレルギーを持つ息子は、アナフィラキシー対策でエピペンを処方されています。

普段から練習用の「トレーナー(練習用エピペン)」と、マイエピアプリを使って、打ち方の確認をしています。

年に一度の使用期限が近づくと古いエピペンを返却し、新しいものを処方してもらいます。

この交換の際には、いつも使用方法の確認と練習をしていただくのですが、今回は先生から思いがけないご提案がありました。


本物のエピペン、使ってみませんか?

「医療廃棄物として処分する前に、返却するエピペンで実際に打ってみませんか?」

そう主治医の先生が声をかけてくださいました。

もちろん人には使用しません。タオルに向かって打つ練習です。


実際に打ってみた感想

結論から言うと、練習用とは全く違いました

練習用は「カチッ」と押し込んでも反発は感じませんが、本物は強いバネの反発があり、「バイーン」と跳ね返される感覚がありました。

けっこうびっくりするくらいの強さで、思わず針が抜けてしまいそうな勢いでした。

主治医からは、

「本物は反発が強いので、必ず数秒間しっかり押し当てることを忘れないで」とアドバイスを受けました。


本番を想定した練習の大切さ

万が一のときに慌てないためにも、本物の使用感を知っておくことは大きな安心につながります。

主治医からはもうひとつ、

「突然刺されると怖いので、『行きまーす』など、声をかけてから注射してくださいね」とのアドバイスも。

こうしたちょっとした気づかいが、本人の安心にもつながるのだと思いました。


今日のひとこと

練習用ではわからなかった「力の加減」や「押し当てる感覚」。

体験できて本当に良かったです。

もし病院で返却の機会があれば、相談してみる価値は十分にあります

「練習用とは違う」と知っているだけで、いざというときの気持ちの余裕がまったく違うと感じました。

この記事を書いた人

熊本在住です。息子が乳と卵にアレルギーがあるので、乳卵不使用のごはんやおやつを今日も作っています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次